京都の玄関口、京都駅ビル内の美術館「えき」KYOTOで、水中写真家・中村征夫氏の写真展「海中顔面大博覧会」が2025年4月19日から5月25日まで開催される。半世紀以上にわたり海の生き物たちを撮り続けてきた中村氏の作品約100点が一堂に会する貴重な機会だ。

展示される写真には、アゴアマダイやアジアコショウダイ、イトマキヒトデなど、海の中に広がる色彩豊かな生き物たちの表情が捉えられている。特筆すべきは、2024年9月に中村氏が初めて京都の海に潜って撮影した最新作も特別展示されることだ。

中村征夫氏は1945年秋田県生まれ。19歳で水中写真を独学で始め、31歳でフリーランスに。東京湾の定点観測をライフワークとし、海の魅力や人々の営みを様々なメディアを通じて伝えてきた。木村伊兵衛写真賞や土門拳賞など、数々の賞を受賞している実力派写真家だ。

本展では、笑顔や泣き顔、すまし顔など、まるで人間のような個性豊かな海の生き物たちの表情を、中村氏のユーモア溢れるコメントと共に楽しむことができる。また、会期中には中村氏によるギャラリートークも複数回開催される予定で、写真家本人から直接話を聞ける貴重な機会となっている。

さらに、5月4日には京都新聞文化ホールにて特別講演会「海中顔面大博覧会がうまれるまで」も予定されており、中村氏の写真への想いや撮影秘話を聞くことができる。

入館料は一般1,000円、高・大学生800円、小・中学生600円。前売りチケットはさらにお得な料金で購入可能だ。海の不思議な世界を体験できるこの機会を、ぜひ見逃さないでほしい。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000382.000021989.html