声優・梶裕貴の活動20周年を記念した音声AIプロジェクト「そよぎフラクタル」が、公式音声合成ソフトウェア『梵そよぎ』の発売を記念して開催した創作コンクール「そよぎコン」の結果が発表された。イラスト、トーク調声、ソング調声の3部門で作品を募集し、多くのクリエイターが参加した本コンクールの結果に注目が集まっている。

イラスト部門の最優秀賞には「田」さんの作品が選ばれ、トーク調声部門では「WAYA」さんの『サポートAI梵そよぎ』が、ソング調声部門では「うみゃ」さんの『海岸線のパラドックス』が最優秀賞に輝いた。各部門の優秀賞やフラクタル賞など、様々な賞が設けられ、クリエイターたちの努力と才能が評価された。

審査委員長を務めた梶裕貴は、「たくさんのご投稿、本当にありがとうございました！どの作品からもたっぷりの愛情が感じられ、その事実に、プロデューサーとして、一人の人間として、心から感動いたしました」とコメント。また、ゲスト審査員として参加した漫画家の種田優太氏、声優の竹達彩奈氏、作曲家の林ゆうき氏も、それぞれの視点から作品の魅力を語った。

「そよぎコン」は、音声合成ソフトウェア『梵そよぎ』を使用したクリエイティブな作品作りを促進する目的で開催された。このソフトウェアは、梶裕貴の声を元に開発され、歌声合成と音声合成の両方の機能を持つ。2024年11月21日に発売されたこのソフトウェアは、クリエイターたちに新たな表現の可能性を提供している。

梶裕貴は「この『そよぎコン』を今回だけのイベントにせず、プロジェクトにおける重要な共鳴装置として、これからも末永く続けていけたらなと考えております」と述べ、今後のプロジェクトの展開に期待を寄せている。

「そよぎフラクタル」プロジェクトは、「プロアマ問わず、面白いものを作りたいと思った人が、しがらみなく、気の合う仲間と好きなものを作れる場所づくりをしたい」という梶裕貴の想いから生まれた。このコンクールを通じて、新たなクリエイターの発掘や、音声AIを活用した創作活動の可能性が広がることが期待される。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000141087.html