国内最大級の創作コミュニケーションサービス「pixiv」に、新たな風が吹き込む。株式会社ジーニーが開発した「GENIEE Bidder for HeaderBidding」の提供が開始され、広告収益の向上が期待されている。

ジーニーは2010年の創業以来、日本最大級のSSP（Supply Side Platform）「GENIEE SSP」を運営し、2万社以上の媒体社に広告収益最大化ソリューションを提供してきた実績を持つ。今回提供を開始した「GENIEE Bidder for HeaderBidding」は、近年注目を集めているヘッダービディング技術を活用したソリューションだ。

ヘッダービディングとは、広告リクエスト時に複数の広告配信事業者から一斉に入札を受け付け、公平なオークションを行うことで広告単価を向上させる仕組みである。pixivはこの技術を導入することで、「GENIEE DSP」のブランディングキャンペーンや、「GENIEE SSP」に接続する多様な広告配信事業者からの配信が可能となり、収益の向上が見込まれている。

pixivは2007年のサービス開始以来、「創作活動を、もっと楽しくする。」という理念のもと、イラスト・マンガ・小説の発表と交流の場として成長を続けてきた。現在では1億を超えるユーザーが登録する巨大プラットフォームへと発展している。今回の新技術導入により、クリエイターたちの活動をさらに支援する環境が整うことが期待される。

ジーニーの代表取締役社長である工藤智昭氏は、「テクノロジーを駆使した広告配信プロダクトの提供により、今後も媒体社様の収益最大化を実現していく」と意気込みを語っている。この取り組みは、クリエイターの創作活動を経済面からサポートし、より豊かな創作文化の発展につながる可能性を秘めている。

広告技術の進化が、創作の世界にどのような変革をもたらすのか。pixivとジーニーの挑戦に、業界の注目が集まっている。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000391.000010742.html