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角田光代の『方舟を燃やす』が吉川英治文学賞を受賞!「信じる」ことの意味を問う傑作小説

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報道発表
プレスリリースより

ベストセラー作家として知られる角田光代の最新作『方舟を燃やす』が、第59回吉川英治文学賞を受賞した。本作は、デマやフェイクニュース、宗教、オカルト、SNSなど、現代社会に蔓延する「信じる」ことの意味を深く掘り下げた小説だ。

『方舟を燃やす』は、昭和から平成、そしてコロナ禍を生きる飛馬と不三子という二人の人生を通じて、人々が何かを信じることの本質に迫る。ノストラダムスの予言や都市伝説、健康情報の誤解、カルト宗教、SNS上の噂など、私たちを取り巻く情報の海の中で、何を信じ、何を疑うべきなのか。角田光代は、この物語を通じて読者に問いかける。

本作は発売から1年が経ち、静かながらも熱い共感の声を集めてきた。著者のNHK番組出演も相まって注目度が高まり、今回の受賞を機に、さらに多くの読者の手に渡ることが期待される。令和を代表する傑作小説として、その評価は揺るぎないものとなりつつある。

角田光代は1967年神奈川県生まれ。1990年にデビューして以来、野間文芸新人賞、直木賞、川端康成文学賞など、数々の文学賞を受賞してきた実力派作家だ。『空中庭園』『対岸の彼女』『八日目の蝉』など、多くのヒット作を生み出してきた彼女の新たな代表作として、『方舟を燃やす』の名が刻まれることになりそうだ。

『方舟を燃やす』は新潮社から発売中で、定価は1,900円(税込)。四六判ハードカバーの装丁で、ISBN番号は978-4-10-434608-0となっている。現代社会の在り方を鋭く切り取りながら、人間の本質に迫るこの作品は、文学ファンはもちろん、社会問題に関心のある読者にもおすすめの一冊だ。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001954.000047877.html