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国産い草が世界を魅了!アダルがミラノサローネで新作家具を披露

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デザイン
プロダクトデザイン
報道発表
プレスリリースより

福岡の老舗家具メーカー、アダルが世界最大の家具見本市「ミラノサローネ」に2年連続で出展する。2025年4月8日から13日まで開催される同イベントで、アダルは国産い草を使用した3つの新作家具を発表予定だ。

アダルが展開するサステナブルブランド《Look into Nature》は、日本の伝統素材「い草」を現代的にアレンジした家具シリーズ。今回のテーマは「うねり(Weavers)」。日本の風土や文化に根ざした自然観を基に、サステナブルな社会のあり方を提案する。

注目の新作は、着物の上着をモチーフにしたチェア「HAORI」、日本庭園の要素を取り入れたテーブル「MONN」、そして滝のように壁を流れる装飾パネル「NAGARE」。いずれもい草の特性を活かした曲線美が特徴だ。

デザインを手がけたのは、日本のデザインスタジオ「CANUCH」とスペインの「STONE DESIGNS」。両者とも、自然との調和や日本の伝統文化からインスピレーションを得ている。

アダルの挑戦は、単なる家具デザインにとどまらない。1500年以上の歴史を持つ日本のい草産業は、近年急速に縮小している。同社は「伝統工芸品としてではなく産業としてあり続けたい」というい草生産者の想いに共感し、新たな可能性を模索している。

ミラノサローネでの出展は、日本企業としてはわずか0.4%ほど。その中でアダルは、日本の美しい風景をモチーフにした家具で世界中の人々を魅了してきた。2024年には《Look into Nature》コレクションの「SAKYU」が、世界三大デザイン賞の一つ「iFデザインアワード2024」を受賞するなど、国際的な評価も高まっている。

今回の出展で、アダルはさらなる飛躍を目指す。日本の伝統と革新が融合した家具が、ミラノの地でどのような反響を呼ぶのか。業界関係者からの注目度も高く、サステナブルデザインの新たな潮流を生み出す可能性を秘めている。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000094.000068123.html