人気作家・小川糸が贈る、森の中の暮らしと「いとしきもの」の魅力!新刊『いとしきもの 森、山小屋、暮らしの道具』で心豊かな生き方を探る


人気作家・小川糸さんの新刊『いとしきもの 森、山小屋、暮らしの道具』が、5月7日に文春文庫から発売される。本書は、小川さんが3年前に都会から森へ移住し、山小屋での暮らしを通じて見出した「いとしきもの」をカラー写真とエッセイで綴った文庫オリジナルのフォトエッセイ集だ。
小川さんは、コロナ禍の5年前に人生の岐路に立たされ、長野の森との出会いが人生を変えたという。山小屋での生活を通じて、「心豊かな人生を送るためには、やりたいことや欲しいものを先送りせず、なるべくそのものと長く人生を共にするのが幸福な生き方に繋がる」という教訓を得たそうだ。
本書では、小川さんが実際に使用している道具やアート作品など、日々の生活で大切にしている「いとしきもの」が紹介されている。目次を見ると、「麓へ向かう」「森と湖とカフェ」「山小屋の条件」「薪ストーブと暮らす」「物語が生まれる季節」など、自然と共に生きる暮らしの様子が垣間見える。
都会での慌ただしい日常に疲れを感じている人や、自分らしい生き方を模索している人にとって、この本は新たな視点を提供してくれるかもしれない。小川さんの言葉を借りれば、「これからの人生で、どうか、ご自分にとっての『いとしきもの』を見つけてください」という思いが込められている。
小川糸さんは1973年生まれの人気作家で、2008年に『食堂かたつむり』でデビュー。その後、『ツバキ文具店』『ライオンのおやつ』などがテレビドラマ化され、多くの作品が海外でも翻訳出版されている。2020年には『ライオンのおやつ』が本屋大賞第2位を獲得するなど、幅広い読者層から支持を得ている。
『いとしきもの 森、山小屋、暮らしの道具』は、忙しない日常に追われる現代人に、立ち止まって自分の人生を見つめ直す機会を与えてくれる一冊となりそうだ。小川さんの温かな視点と、美しい森の風景が織りなす本書は、読者の心に静かな癒しと新たな気づきをもたらすことだろう。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000622.000043732.html