京都の街並みを舞台に繰り広げられる人気ミステリーシリーズ『神宮道西入ル 謎解き京都のエフェメラル』の最新刊『冬夜に冴ゆる心星』が2025年3月21日に発売される。マイクロマガジン社のことのは文庫から刊行されるこの作品は、文芸評論家・三宅香帆氏も「優しい空間に連れて行ってもらえる」と絶賛している注目の一冊だ。

シリーズ第4弾となる本作では、探偵・春瀬壱弥と弁護士志望の女子大生・高槻ナラが冬の京都を舞台に新たな謎に挑む。北野天満宮での偶然の出会いから始まる「梅の匂い袋をくれた古い友人を捜す」という依頼が、二人を温かな人間ドラマへと導いていく。

本作の魅力は、京都の四季折々の風景を巧みに描写しながら、登場人物たちの繊細な心の機微を丁寧に紡いでいく点にある。読者は探偵と共に京都の街を歩きながら、自身の心もほぐされていくような体験ができるという。

発売を記念して、一部書店では表紙イラストを使用した特製しおりのプレゼントや、作者・泉坂光輝氏による書き下ろしSSペーパーの配布も予定されている。また、電子書籍版では人気アニメ背景師・くろのくろ氏によるカバーイラストも収録される。

シリーズ第1巻は発売即重版を記録するなど、すでに多くの読者から支持を得ている本シリーズ。京都に住んだことがある読者からは「懐かしい味を思い出した」という声も上がっており、まるで京都を散策しているかのような臨場感も本作の魅力の一つとなっている。

はんなりとした京都の雰囲気の中で繰り広げられる温かなミステリー。冬の夜長に心温まる読書体験を求める方にぴったりの一冊となりそうだ。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002113.000048095.html