自然の美しさを針と糸で表現する、デザイナー真田緑さんの新刊『山と植物の刺繍』が話題を呼んでいる。この度、蔦屋書店5店舗で刊行を記念したフェアが開催されることが決定した。山と植物をモチーフにした繊細な刺繍作品の展示や、真田さんデザインの雑貨販売など、自然愛好家や手芸ファンにとって見逃せないイベントとなりそうだ。

長野県在住の真田さんは、「自然からの収穫で毎日に彩りを」というコンセプトのもと活動する「H/A/R/V/E/S/T TEXTILE/DESIGN」のデザイナーとして知られている。山登りと刺繍の共通点について、「一歩一歩進んでいけば山頂に辿りつくことと、一針一針刺し進めていけば柄が完成することが似ている」と語る真田さん。その感性が詰まった初の著書では、日常の自然との触れ合いから得たインスピレーションをもとに、暮らしの中で自然を感じられる刺繍図案を紹介している。

フェアでは、新刊に掲載されている刺繍作品の展示のほか、真田さんがデザインしたハンカチやワッペン、カードなどの「H/A/R/V/E/S/T TEXTILE/DESIGN」製品も販売される。また、刺繍を楽しむための糸や針といった手芸用品も取り揃え、来場者が真田さんの世界観に浸れる空間を演出する。

本フェアは、代官山、湘南、中目黒、名古屋みなと、柏の葉の蔦屋書店5店舗で順次開催される。最初の開催は3月15日から代官山と湘南の蔦屋書店でスタートし、6月3日まで各店舗で順次開催される予定だ。季節ごとに表情を変える山々と自然の風景をとらえた真田さんの作品は、多くのファンを魅了している。今回のフェアでは、刺繍作品やテキスタイルに込められたエピソードを感じながら、自然の息吹を身近に感じられる貴重な機会となるだろう。

自然を愛する人々、手芸に興味がある方、そして日々の暮らしに彩りを添えたい全ての人に向けた、心温まるイベントとなりそうだ。美しい刺繍の世界を通じて、自然の魅力を再発見する機会を、ぜひ見逃さないでほしい。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001678.000009848.html