世界的アートが都心に集結!DICと国際文化会館が革新的な文化交流の場を創出


東京の中心地に、新たな芸術と文化の発信地が誕生する。DIC株式会社と公益財団法人国際文化会館が、アート・建築分野を軸とした画期的な協業に合意したのだ。この協業により、DIC川村記念美術館が所蔵する世界的に評価の高い20世紀美術品コレクションが、国際文化会館に移転することになる。
特筆すべきは、マーク・ロスコの<シーグラム壁画>7点全てが国際文化会館の新西館に移設されることだ。これらの作品を展示するため、建築界で高い評価を受けるSANAAが「ロスコ・ルーム」と名付けられた常設展示室を設計する。この空間は、アートと建築が融合した新たな文化体験を提供するだけでなく、民間外交や国際文化交流の推進にも寄与することが期待されている。
DICの池田尚志社長執行役員は、「より大きな理念の下でこの活動を発展させていく機会をいただけたことに、心から感謝しております」と述べ、企業と公益財団法人の協業による新たな価値創造への意欲を示した。一方、国際文化会館の近藤正晃ジェームス理事長は、「SANAAが設計する常設展示室『ロスコ・ルーム』が、対立する人々の心に静かな内省をもたらし、共感の輪を広げ、相互理解を深めることで、平和を生み出す場となる」と、この取り組みの意義を強調した。
さらに、マーク・ロスコの遺族からも、「新たに東京に拠点を移しても、その価値観は受け継がれ、さらに多くの来館者が美を堪能できることでしょう」とのコメントが寄せられ、この移転が芸術界にとっても重要な意味を持つことが示唆された。
都心にありながら緑豊かな環境に恵まれた国際文化会館の敷地を活かし、DICと国際文化会館は新たな芸術・文化的体験を創出していく。この協業は、アートがビジネスと公益の双方にインパクトを与える新たなモデルとして、国際社会に大きな影響を与えることが期待される。芸術と文化の力で、より豊かで調和のとれた社会の実現に向けた一歩が踏み出されたのである。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000060.000054811.html