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四国水族館で「漁師の祈り」を描く!定置網漁師が魚の叫びを油絵で表現

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アート・絵画・工芸
絵画(日本画・洋画)・美術展
報道発表
プレスリリースより

四国水族館(香川県)で、ユニークな展覧会が開催中だ。「小浜敏也 漁師の祈り展」と題された本展は、2025年3月9日から5月11日まで行われる。展示されているのは、徳島県在住の定置網漁師であり洋画家でもある小浜敏也氏の油絵作品だ。

小浜氏の作品の特徴は、魚を独特の視点で描いていることだ。例えば、オコゼやアンコウの正面顔を自らの「叫び」として表現した作品は、見る者の心に強く訴えかける。また、観る人が幸せな気持ちになるようにと願いを込めて描かれた作品も展示されており、芸術を通じて人々に感動を与えている。

小浜氏は18歳で父の後を継いで漁師となり、41歳で油絵を始めた異色の経歴の持ち主だ。初期は漁港風景や漁師をモチーフにしていたが、現在は主に魚を題材に選んでいる。その独特の視点と表現力が評価され、徳島県美術展では準特選や奨励賞を受賞するなど、注目を集めている。

本展では、『叫び(オコゼ)』を含む油絵13点が展示されている。会場となる四国水族館は、2020年にオープンした比較的新しい施設で、「四国水景」をテーマに約400種の生きものを展示している。水族館での展示という環境が、小浜氏の作品の魅力をさらに引き立てているようだ。

四国水族館は、JR宇多津駅から徒歩約12分、または坂出ICから車で約10分の場所にある。入館料は大人2,400円(2025年4月1日以降は2,600円)、小中学生1,300円(同1,400円)となっている。水族館の生きものたちと、小浜氏の魚を主題とした油絵作品を同時に楽しめる貴重な機会だ。芸術と自然の融合を体験できる本展は、美術ファンはもちろん、家族連れにもおすすめの展覧会といえるだろう。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000117.000098767.html