断熱・耐震性能向上のリノベ事例が集結!「性能向上リノベ デザインアワード2024」結果発表


住宅リノベーションの新たな基準を示す「性能向上リノベ デザインアワード2024」の結果が発表された。YKK AP株式会社が主催するこのアワードは、中古住宅の断熱性能と耐震性能を向上させたリノベーション事例を募集し、優れた作品を表彰するものだ。
今回で3回目を迎えるこのアワードには、全国から128作品もの応募があった。「これからを暮らす家の新しいスタンダードをつくる」をテーマに、断熱性能と耐震性能の向上を実現したプロセスに焦点を当て、厳正な審査が行われた。
最優秀賞に輝いたのは、静岡県のCAC建築工房による「T.O.P(性能向上リノベ)」。築40年の建物を、世代を超えて住み継ぐことを目指したこの作品は、断熱性能を大幅に向上させ、耐震性能も高めている。選考委員からは「高い技術力とデザイン性を兼ね備えており、性能向上リノベーションの模範となる事例」と高い評価を受けた。
受賞作品の中には、断熱・気密・耐震性能を最大限に高めただけでなく、減築による住みやすさの向上や、自然素材を活かした落ち着いたインテリアなど、細部までこだわり抜かれた設計が光る作品が多く見られた。これらの事例は、単なる模様替えにとどまらず、住宅の資産価値を高める新しいリノベーションの形を示している。
アワードの審査には、建築学の専門家や業界有識者が参加し、4つの評価視点に基づいて選考が行われた。エンドユーザーやプロユーザーによる一般投票も加味され、多角的な視点から優れた作品が選ばれた。
このアワードを通じて、これからの住宅リノベーションにおいては、断熱性能や耐震性能の向上が重要視されることが改めて示された。同時に、快適性や資産価値の向上、環境への配慮など、多面的なアプローチが求められていることも明らかになった。
今回のアワードの結果は、これからの住宅リノベーションの方向性を示す貴重な指標となるだろう。住宅所有者や業界関係者にとって、今後のリノベーション計画を考える上で参考になる事例が多数紹介されている。詳細な結果は、公式サイトで確認することができる。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000710.000006735.html