宮沢賢治の世界が蘇る!豪華箔押しケース付き『愛蔵版 宮沢賢治童話集』が発売


世界文化社から、宮沢賢治の魅力が詰まった『愛蔵版 宮沢賢治童話集』が3月13日に発売された。本書は、人気イラストレーター日下明による美しいカラー挿絵で彩られた豪華愛蔵版だ。
この童話集には、宮沢賢治の代表作17編が収録されている。「どんぐりと山猫」「注文の多い料理店」「銀河鉄道の夜」といった名作はもちろん、「グスコーブドリの伝記」や「鹿踊りのはじまり」、そして最愛の妹トシの死をうたった詩「永訣の朝」も含まれている。
本書の特徴は、単なる童話集にとどまらない点だ。箔押しが施された豪華なケースは、サイトヲヒデユキによる至極の装丁で、宮沢賢治の哲学や詩的感性を表現している。また、すべての漢字にふりがなが付けられ、難しい言葉には注釈が掲載されているため、10歳ぐらいの子どもからシニアまで幅広い年齢層が楽しめる。
さらに、本書の魅力を引き立てるのが、巻末に収録された特別コンテンツだ。日下明と谷口有佳によるユニット「repair」が、賢治作品をイメージした音楽3曲を書き下ろしている。QRコードを読み取ることで、「鹿踊りのはじまり」「よだかの星」「銀河鉄道の夜」の楽曲を聴くことができる。
来年2026年は宮沢賢治生誕130年を迎える。農民とともに生き、死の直前まで自らの表現世界を追求し続けた賢治の作品は、世代を超えて読み継がれている。監修を務めた小埜裕二上越教育大学教授は、「賢治の願ったことを、この本の中からみなさんが見つけ出してくださることを願います」とコメントしている。
『愛蔵版 宮沢賢治童話集』は、B5変型448ページで、定価4,950円(税込)。宮沢賢治ファンはもちろん、日本文学に興味がある人、そして美しい挿絵や装丁を楽しみたい人にもおすすめの一冊となっている。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001997.000009728.html