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新宿アルタ閉館に捧ぐ!タモリさんの"ウキウキ"壁画が青山に出現、その意外な理由とは

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報道発表
プレスリリースより

東京・青山の街角に、懐かしくも新鮮な光景が広がっている。ミューラルアートカンパニーOVER ALLsが、あの国民的司会者タモリさんの姿を大胆に描き出したのだ。この壁画は、新宿アルタの閉館を受けて制作されたという。

新宿アルタと言えば、多くの人にとって待ち合わせスポットであり、憧れの地でもあった。特に、タモリさんがMCを務めた『笑っていいとも!』の舞台として知られ、昼の時間帯を賑わせていた。しかし、テレビ界の暗いニュースが続く昨今、かつてのワクワク感が失われつつある。

OVER ALLsの赤澤岳人代表は、「アルタがなくなる」というニュースを聞いたとき、単なる建物の閉館以上の意味を感じたという。そこで、壁画に込めたのは「ウキウキウォッチング」の精神だ。タモリさんがマイクを差し出す姿を見て、通行人が昔のワクワクを思い出し、日常に高揚感を取り戻してほしいという願いが込められている。

この壁画は、外苑前交差点に位置するOVER ALLs本社ビルの外壁、通称「トーキョーミューラルスクエア」に描かれた。ここでは毎月、話題の人物やトピックをモチーフにした壁画が次々と描かれている。過去には大谷翔平選手やトランプ前大統領、さらには旧一万円札の福沢諭吉の姿も登場した。

OVER ALLsは「ミューラル(壁画)の力で、人々を表現者に変える」ことを目指し、全国各地で作品を生み出し続けている。代表作には、北海道の野球場で大谷選手とダルビッシュ選手を描いた壁画や、東日本大震災から再生への道を歩む福島・双葉町の住民の顔を描いた「FUTABA Art District」などがある。

今回のタモリさんの壁画「IITOMO!」は、テレビの楽しさを再び呼び覚ます試みとして注目を集めそうだ。青山の街を歩く人々の目に飛び込んでくる大きな壁画。それは単なるアートではなく、私たちの記憶と感情を揺さぶる、新しい形の「アートを用いた報道」なのかもしれない。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000021.000034561.html