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通信制高校生が映像の力で世界を動かす!90秒の作品で最優秀賞を獲得

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報道発表
プレスリリースより

映像の力で世界を変える若き才能が、再び注目を集めている。中央国際高等学校の2年生、岩瀬昴星さんが、「第43回 専門学校映像フェスティバル 高校生部門 90秒映像コンテスト」で最優秀賞を受賞した。このコンテストは、公益社団法人東京都専修学校各種学校協会が主催する歴史ある映像コンペティションだ。

「君の映像が世界を動かす」というテーマのもと、高校生たちが90秒という限られた時間の中で、自らの想いを映像に込めた。岩瀬さんの作品「瞬間」は、季節の移ろいを巧みに捉え、観る者の心に深く響く作品として高く評価された。

岩瀬さんは受賞の喜びを語る。「映画館のスクリーンで自分の作品が流れたときは、本当に嬉しかったです。作品が誰かに届いているという実感を得られる、貴重な機会でした」。彼の言葉からは、映像制作への情熱と、観客との繋がりを大切にする姿勢が伝わってくる。

「瞬間」の制作過程も興味深い。岩瀬さんは1年を通じて複数の作品を同時進行で制作しており、その過程で集めた映像素材を巧みに組み合わせている。「この作品のためだけに撮った映像と、他の制作過程で集めてきたけれど使用せずに眠っていた映像を組み合わせて構成しています」と、彼独自の制作スタイルを明かした。

岩瀬さんが最も注力したのは、作品の趣旨を観客に伝えることだった。「この作品は、登場人物の会話もなければ、人間関係や境遇も具体的にはほとんど描かれていない、とても抽象的な作品です。その上で、作品が持つメッセージや趣旨を、観た方にある程度伝えられるようなものにしたいと思っていました」と語る。

今後の展望について、岩瀬さんは2つの新作を制作中だという。一つは手描きにこだわった短編アニメーション、もう一つは「瞬間」のような季節の美しさに焦点を当てた実写の中編映画だ。「どちらもずっと作りたかった作品です。今、完成に向けて毎日制作しています」と、新たな挑戦への意欲を見せた。

中央国際高等学校は、岩瀬さんのような才能ある生徒たちを支援し、持続可能な社会に貢献できる人材の育成に力を入れている。今回の受賞を機に、さらに多くの若者が映像制作の魅力に触れ、自らの視点で世界を捉える機会が増えることが期待される。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000019459.html