映画界の未来を担う4人の若手監督が決定!「フィルム・フロンティア」で海外レジデンスへ


映画界に新たな風を吹き込む注目のプログラムが始動した。文化庁の支援を受けて設立された「フィルム・フロンティア」の一環として、特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)が運営する「滞在型企画開発」プログラムの参加者が決定したのだ。
厳しい選考を勝ち抜いた4名の若手映画監督たちは、これから約15~30日間、北米、ヨーロッパ、アジアの三拠点のいずれかに滞在し、現地のメンターと共に企画・脚本開発に取り組む。さらに帰国後も、オンラインでのフィードバックを受けながら、海外のフィルムラボや企画マーケット、ピッチなどに挑戦していく予定だ。
選ばれた4名の監督たちは、それぞれ異なるバックグラウンドと実績を持つ。飯塚陽美は文化人類学の視点を活かした作品で注目を集め、佐久間啓輔はハリウッド映画への憧れから始まったキャリアで国際的な評価を得ている。早川千絵は『PLAN 75』でカンヌ国際映画祭でも高い評価を受け、山下つぼみは動物学の知識を基に人間を探究する独自の視点で作品を生み出している。
このプログラムは、単なる海外滞在にとどまらない。参加者たちは、伴走アドバイザーや現地メンターからの指導を受けながら、自身の企画をブラッシュアップし、国際的な視野を広げていく。さらに、3年間にわたるフォローアップを通じて、海外の映画市場への挑戦を続けていくことになる。
日本の映画界にとって、この取り組みは新たな可能性を開くものだ。グローバルな視点と国際的なネットワークを持つ次世代の映画監督たちが、どのような作品を生み出していくのか。彼らの挑戦が、日本映画の未来を切り開く鍵となることは間違いない。映画ファンにとっても、これらの若手監督たちの今後の活躍に大いに期待が高まるところだ。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000056.000103029.html