パナソニック ホールディングス株式会社が主催する「キッド・ウィットネス・ニュース（KWN）日本コンテスト 2024」の表彰式が3月16日に開催された。全国から91校・114チームがエントリーし、厳正な審査の結果、各部門のグランプリ作品が決定した。

小学生部門では、森村学園初等部（神奈川県）の「Connect」が栄冠に輝いた。1年間かけて日本全国を取材し、夕日の美しさと伝えたい思いを巧みに表現した作品だ。中学生部門では、聖徳学園中学・高等学校（東京都）の「遠くの音 -Talknote-」が受賞。実話に基づいたエピソードを協力して作品化し、世界とのつながりを表現した。高校生部門では、高田中・高等学校（三重県）の「わたしはしるプロジェクト」が選ばれた。パラ陸上関係者の協力を得て、障がいへの理解とパラスポーツへの関心を広げる意欲作となっている。

さらに、パナソニックグループの従業員465名による投票で決定する「Panasonic賞」には、横浜市立西が岡小学校（神奈川県）の「もしも願いが叶うなら」が選出された。個別支援学級の生徒たちが、同じような思いを抱える人々に向けて制作した心温まる作品だ。

KWNは、子どもたちが自由な発想で映像制作に取り組むことで、創造性やコミュニケーション能力、チームワークを養う学び支援プログラム。1989年にアメリカで始まり、これまでに18万人以上の子どもたちが参加している。日本では2003年から毎年開催され、優秀作品を表彰している。

今回のグランプリ受賞作品は、2025年10月25日に開催されるKWNグローバルサミット 2025に日本代表としてエントリーされる。未来の映像クリエイターたちの活躍に、今後も注目が集まりそうだ。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000006161.000003442.html