TBWA HAKUHODOが国際広告賞で快挙!社会課題に挑む2作品が高評価


広告業界の注目を集める「アジア太平洋広告祭(ADFEST)2025」で、TBWA HAKUHODOが銀賞1つと銅賞1つを含む計4つの賞を獲得した。この快挙は、同社が手がけた2つの革新的なプロジェクト「Pride Code」と「TRUE BLUE TEXTILE」によるものだ。
「Pride Code」は、日本における同性婚の法制化を後押しする署名キャンペーンだ。G7唯一の同性婚未認可国である日本で、社会の意識と法制度のギャップを可視化する試みとして注目を集めた。このプロジェクトでは、署名をSpotifyのコードに変換するという斬新な手法を用い、デジタル&ソーシャル部門とサステナブル部門で銀賞を受賞した。
一方、「TRUE BLUE TEXTILE」は、繊維・アパレル業界が直面する水質汚染や大量廃棄の問題に取り組むプロジェクトだ。京セラの独自技術「FOREARTH」を活用し、水の使用を極限まで抑えた新たな染色技術を開発。日本の清流・仁淀川をモチーフにした生地を制作し、ファッションを通じて環境問題への意識を高める取り組みとして評価され、デザイン部門で銅賞を獲得した。
TBWA HAKUHODOは、博報堂とTBWAワールドワイドのジョイントベンチャーとして2006年に設立された総合広告会社だ。「生活者発想」と「DISRUPTION®︎」メソッドを融合させ、クライアントのビジネス成長に貢献している。今回の受賞は、同社の創造力と社会課題への取り組みが国際的に認められた証といえるだろう。
アジア太平洋地域を代表する国際的なクリエイティブ・フェスティバルであるADFESTには、今年も1,641作品もの応募があった。その中でTBWA HAKUHODOの作品が高い評価を得たことは、日本の広告業界の実力を世界に示す結果となった。
今回の受賞を機に、TBWA HAKUHODOの今後の活動にも注目が集まりそうだ。社会課題の解決と創造的なマーケティングの融合は、これからの広告業界のトレンドになるかもしれない。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000206.000034082.html