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日本発の小説『BUTTER』が世界を席巻! 35カ国で翻訳、累計70万部突破の快挙

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報道発表
日本版『BUTTER』(新潮文庫)(プレスリリースより)

日本の作家、柚木麻子さんの小説『BUTTER』が、世界中で大きな反響を呼んでいる。この作品は、男性優位社会への疑問や自己ケアの重要性を問いかける社会派長編小説だ。現在、35カ国で翻訳が決定し、全世界での累計発行部数が驚異の70万部を突破した。

特に注目すべきは、イギリスでの人気だ。刊行からわずか1年で28万部を売り上げ、日本での販売部数を上回る勢いを見せている。さらに、イギリスの大手書店チェーンWaterstonesが選ぶ「Waterstones Book of the Year 2024」を受賞。日本人作家として初の快挙となった。

海外の出版関係者からも絶賛の声が相次いでいる。イングリッシュ・エージェンシーの代表取締役社長、Hamish Macaskill氏は「文化や言葉の枠を超える感情的な真実味が読者の人間としての本質的な部分に訴えかける」と評している。

『BUTTER』の魅力は、その普遍的なテーマにある。フェミニズムやルッキズム、過労など、現代社会が抱える問題に鋭くメスを入れながら、すべての人が自分らしく生きることの大切さを訴えかけている。

著者の柚木麻子さんは、この反響を受けて世界各国を訪れている。イギリス6都市を巡るオーサーズツアーをはじめ、インドや香港でも講演会やサイン会を行い、直接読者と交流を深めている。

日本文学が世界で注目を集める中、『BUTTER』の成功は日本の小説家たちに新たな可能性を示している。今後も『BUTTER』旋風は続くと予想され、世界中の読者がこの作品を通じて、自分自身や社会について考えを深めることだろう。

日本発の小説が世界を魅了する――。『BUTTER』の快進撃は、まさに日本文学の新たな時代の幕開けを告げているのかもしれない。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001987.000047877.html