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障がいを抱えた作家が「声帯AI」で小説を描く!宇川直宏×DOMMUNE×Konelが挑む革新的創作プロジェクト

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小説
映像・映画・ショートフィルム
報道発表
プレスリリースより

クリエイティブカンパニーKonelが、現"在"美術家でDOMMUNE主催の宇川直宏氏が始動した「AI中原昌也『声帯で小説を描く!』」プロジェクトにクリエイティブパートナーとして参画することを発表した。このプロジェクトは、重度の障がいを抱えた作家・中原昌也氏の創作活動を、最先端のAI技術でサポートする画期的な試みである。

脳梗塞で倒れた作家を救う、友情とテクノロジーの融合

三島由紀夫賞作家でミュージシャンの中原昌也氏は、3年前に糖尿病の合併症による脳梗塞で倒れ、左半身麻痍と視力の大半を失った。小説を書くことも楽器の演奏も困難になった中原氏に対し、35年来の友人である宇川直宏氏が立ち上がった。生成AI技術を用いて作家の創造性を解放するという、前例のないプロジェクトが始動したのだ。

本プロジェクトの核心は、中原氏が自身のデジタルツインである「声帯AI中原昌也」と音声で対話を重ねることで、文字を「書く」のではなく物語を「描く」という全く新しいマルチモーダルな創作手法にある。Konelは中原氏の過去の全小説、自伝、批評、インタビューなど約30冊、数百万字をデジタルデータ化し、知識ベースを構築した。これをLLM(大規模言語モデル)と組み合わせ、RAG(検索拡張生成)技術によって拡張し、さらに中原氏本人の肉声を大量にキャプチャして声紋クローニングを行うことで、思考と声の両面で本人を再現した「声帯AI」を開発している。

2026年2月「DIG SHIBUYA」で展示実装

このプロジェクトは2026年2月13日から15日まで渋谷PARCOで開催される「DIG SHIBUYA 2026」で初披露される。来場者は会場で「声帯AI中原昌也」と共に「SPEECH TO SPEECH」の対話形式で小説を描く体験ができるインスタレーション展示が実装される予定だ。

プロジェクトは6つの作品と1つのアフタープロジェクトで構成されている。インスタレーション作品、中原氏本人と声帯AIの共作による新作小説、ドキュメンタリー映像作品、宇川氏がAI宇川直宏と共に制作するアニメーション作品、トークセッションシリーズ「声帯AIサミット」、ワークショップ、そして将来的な劇場映画作品化と、多角的なアウトプットが展開される。

障がい者の創作活動に新たな可能性を

宇川氏は「重度の障害を抱えてしまった作家の創造力の開放」と位置づけ、このプロジェクトが障がい者が作家として活躍できることを示し、社会の固定観念をテクノロジーによって打ち破ることを目指している。共作された小説は河出書房の文芸雑誌『文藝』や『新潮』に掲載される予定で、生成AI時代の物語の新たな創作のあり方を批評性を持って考察する試みとなる。

Konelの開発メンバーは、プロジェクトのプロセスを公開するDOMMUNEのライブストリーミング番組にも登壇し、技術的な解説や開発秘話を語る予定だ。1月28日と2月15日に配信が予定されており、テクノロジーによる身体性の拡張と新たな創作の可能性について発信していく。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000051.000057032.html