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中村航選 プロットだけ大賞 第7回 入選 ぼくらの軌道修正:

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プロットだけ大賞
結果発表

-第7回-
結果発表

お題ログライン

田舎で人付き合いをせず暮らす主人公が、世界で起きている異変に気付いてしまい、周囲に変人扱いされながらも世界を救う話。


入 選

「ぼくらの
軌道修正:」
岡田修平(著)

4.3★★★★
カテゴリ 青春 SF 小説

舞台・世界観

2030年の種子島。半分引きこもりの高校生が父の残した天文台で見つけたのは、なんと地球に衝突する隕石だった。離島の高校生が世界の危機を救うために最新の宇宙開発・科学を使って立ち向かう。

登場人物

朝見天河あさみてんが(16)
男性。学校にはほとんど通わず、自宅で天文学や数学に没頭する毎日。優秀な頭脳を持つため、同年代との関わりをさける生活をしてきたが、ある晩の発見が彼の運命を大きく変える。数学に関する能力が高く、軌道計算を暗算で解くことができる。この危機を解決したことをきっかけに他者と関わりを持つことに興味を持つ。

「計算だけじゃない、信じる力も必要だ」

大脇美砂おおわきみさ(17)
天河の幼馴染で、種子島高校の放送部である社交的な少女。天河の才能を信じるお姉さん。天河とは対照的に、多くの友人に囲まれ、コミュニケーション能力に長けている。趣味はアマチュア無線で陸上一級無線技術士の資格を持つ。彼女の協力がなければ、世界中に隕石衝突の危機は伝わらなかっただろう。

「天河の声を、みんなに届けなくちゃいけないと思う」

サラ・ウィルソン博士(27)
女性。幼少期から天文学を学びアメリカの名門大学を卒業後、NASAに参加。天才的な頭脳と、科学コミュニティでの大きな影響力をもつ天才エンジニア。専門は惑星防衛と軌道力学。

「天河、キミの計算が世界を変えたんだ」

ストーリー

第1章

種子島に住む天文好きの高校生朝見天河。彼は、今は亡き父が残した自宅裏の天文台で、毎晩星空を眺めている。ある夜、普段見かけない未知の光を観測した。驚いたことに、その光は地球衝突の可能性がある隕石だった。

第2章

天河は隕石の軌道を計算し、その危険性を学校で訴えるが、クラス全員から変人扱いをされる。しかしながら、幼馴染で放送部である美砂の協力で島の防災無線をジャックすることで種子島の島民全員に危機を発信する。

第3章

その無線を聴いていたのは仕事で種子島に来ていたNASAの技術者サラだった。サラの協力を得て、世界中の科学者たちに危機を共有し、対策を検討する。しかしながら、世界的なプロジェクトでも軌道変更は成功しない。

第4章

天河の父が残したノートに記された過去の天体観測結果がキーポイントだった。隕石の軌道を正確に算出したことで、種子島で準備されていたロケットを隕石にぶつける計画が成功した。


中村先生からの一言コメント

「ぼくらの軌道修正:」もタイトルが良く(ちょっとずるいですが)、ストレートな青春モノとして気持ちの良いプロットだった。お題にもきれいにハマっています。
※中村先生の大賞選評は
2025年春号にて掲載中です


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