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中村航選 プロットだけ大賞 第7回 入選 リトル・ストレンジャー

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プロットだけ大賞
結果発表

-第7回-
結果発表

お題ログライン

田舎で人付き合いをせず暮らす主人公が、世界で起きている異変に気付いてしまい、周囲に変人扱いされながらも世界を救う話。


入 選

「リトル
・ストレンジャー」
まいずみスミノフ(著)

4.3★★★★
カテゴリ SF ミステリー 推理 冒険 小説

舞台・世界観

夢やぶれ田舎へ逃げて来た元教師の田中は偶然怪獣の子どもコニラと出会う。暴れん坊で口からビームを放つコニラを野放しには出来ない。一度は教師を諦めた男が、恐ろしい怪獣に教育の力で立ち向かう!?

登場人物

田中すぐる(30)
男性。テレビドラマの影響で教師になるが、モンペや問題児人間関係など、現実の厳しさに打ちのめされて田舎へ逃げて来る。しかし教育に対する情熱は完全には失っていない。

「俺に出来ることは…教育だ! お前を危険な怪獣にはさせない!」

コニラ(0)
怪獣の卵から生まれた少女。見た目は小学生ぐらいだが太くて逞しい尻尾は怪獣の証。田中に懐くが、暴れん坊で非常に危険。知能は人間の子ども相当で教えれば言葉を覚える。

「コニラ、スグル、…たべる」

倉間志津香(26)
女性。秘密組織、怪獣対策局の新米局員。怪獣のことを強く憎んでいる。

「怪獣は殺す。例え子どもでも許さない…ッ!」

ストーリー

第1章

教育現場の現実に耐えられなくなった元教師の田中は人間不信を発症、田舎へ逃げて来る。特にやることもなく山林を彷徨っていると、偶然巨大な卵を発見。驚いたことに、卵から怪獣の子どもコニラが孵ってしまう。

第2章

コニラは一見少女だがとんでもないパワーで口から光線を吐く。田中は彼女の危険性を訴えるが周囲の人は誰も信じてくれない。だったら自分がやるしかない!驚いたことに、田中は教育の力で地球を守ろうとする。

第3章

暴れん坊のコニラ。しかし田中との生活で少しずつ社会性を身につけていく。だが怪獣ということがついにバレ志津香を含む怪獣対策局に二人は拘束されてしまう。しかしながら、突如街に巨大怪獣が現れる。

第4章

田中は志津香を説得し、コニラと共に巨大怪獣を退ける。その後志津香の監視の下、二人は村での生活に戻る。田中は教師としての甘さ、そして人を育てる喜びを知って復職。コニラの非常識に振り回される日々が続く。


中村先生からの一言コメント

「リトル・ストレンジャー」は小さな怪獣が出てきて一見、馬鹿馬鹿しい話のように見えるが、完成作品をぜひ読んでみたい、と一番思わせられた。教育の力、というモチーフがそうさせている。
※中村先生の大賞選評は
2025年春号にて掲載中です


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