中村航選 プロットだけ大賞 第7回 入選 アナザーワールド



-第7回-
結果発表

お題ログライン
田舎で人付き合いをせず暮らす主人公が、世界で起きている異変に気付いてしまい、周囲に変人扱いされながらも世界を救う話。
入 選

「アナザーワールド」
湊(著)
4.3★★★★★
カテゴリ SF ミステリー 冒険 小説
舞台・世界観
田舎のとある場所で独りでいる穂積は、世界の時間が止まっていることに気づく。影と名付けた襲撃者達の攻撃をかわし、出会った少女、蒼の子供の頃にあった神隠し事件が、鍵となると考えて事件解決を目指す。
登場人物 穂積(17)
男性。年齢よりも落ち着いた性格。

「分からないことが分かることが本質だ」
蒼(17)
女性。子供の頃の事件の影響で失声症になる。

「さながら名探偵みたいね?」
榊(40)
男性。神隠し事件の被害者の1人。超能力者。

「 」
ストーリー
第1章
田舎のとある場所で独りでいた穂積は、世界の時間が止まっている事に気づく。影と名付けた襲撃者の攻撃をかわしつつ、失声症の少女、蒼と出会う。驚いた事に、蒼とは頭の中で会話を出来る。
第2章
時間が止まっているのは副次的な要素で、本質は別にあると穂積は考える。事象が前後したり、ボヤけている場所があったりと「誰かの記憶」であると推理。驚いたことに蒼は子供の頃、神隠しにあっていた。
第3章
蒼に諦めが悪いことを変人扱いされながらも真相に辿りつく。神隠し事件の被害者の1人、榊は超能力者だった。頭に直接、榊の言葉が届く。驚いた事に、力のコントロールが効かない自分を止めて欲しいという。
第4章
田舎の病室で穂積は目覚める。視線を移すと蒼が側にいた。蒼は声に出して言う。「おかえり」穂積は蒼と共に榊の元へ向かう。榊は既に亡くなっており、蒼の力で榊の力の封印に成功をする。世界の時間が動き始める。
中村先生からの一言コメント

「アナザーワールド」は、パート③(第3章)でピークを迎え、静かで美しいラストに向かうのが良い。プロットの時点でこれができているのは素晴らしい。なかなかできることではないと思います。
※中村先生の大賞選評は
2025年春号にて掲載中です
2025年春号にて掲載中です

最新号
公募ガイド 2025年春号
- 種類
- 雑誌版
- 金額(税込)
- 880円
- 支払方法
- コンビニ, カード