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社会を変える芸術の力!2025年度ソーシャリー・エンゲイジド・アート支援助成、10プロジェクトが決定

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報道発表
プレスリリースより

芸術の力で社会課題に挑む!一般財団法人川村文化芸術振興財団が2025年度のソーシャリー・エンゲイジド・アート支援助成の採択プロジェクトを発表した。今回で8回目を迎えるこの助成事業は、芸術を通じて社会に積極的に関わり、より良い社会モデルの構築を目指す取り組みを支援している。

2025年度は、国内外から54件の応募があり、その中から10件のプロジェクトが選ばれた。採択されたプロジェクトは、戦争と平和、国境や移民問題、コミュニティのあり方など、現代社会が直面する多様な課題に焦点を当てている。単年度助成として30万円から70万円が交付され、総額は440万円に上る。

注目すべきプロジェクトには、「ニューセレモニー ―団地から考える生と死―」や「刑務所アート展~壁を超える対話とコラボレーションの創出」などがある。これらは、地域社会や特定のコミュニティと密接に関わりながら、芸術を通じて新たな対話や視点を生み出そうとする意欲的な取り組みだ。

さらに、2023年度から始まった「ソーシャリー・エンゲイジド・アート長期支援助成」も注目を集めている。この助成は、複数年にわたって質の高いプロジェクトを支援することを目的としており、第一回目の支援対象として「Don't Follow the Wind」が選ばれた。

審査には、NPO法人ART&SOCIETY研究センター代表理事の工藤安代氏や東京藝術大学大学院准教授の清水知子氏など、第一線で活躍する専門家が携わっている。彼らの目利きにより、社会に深く根ざし、かつ芸術性の高いプロジェクトが選出されたことで、今後の展開が期待される。

ソーシャリー・エンゲイジド・アートは、芸術の新たな可能性を探るとともに、社会変革の触媒としての役割も担っている。この助成事業を通じて、日本国内でのこうした活動がさらに活発化し、芸術と社会の関係性に新たな風を吹き込むことが期待される。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000024.000052910.html