福岡の新たなランドマーク「ONE FUKUOKA BLDG.（ワンビル）」の開業を記念して誕生したクラフトビール「ONE craft（ワン・クラフト）」が、日本最大級のビアコンテスト「ジャパン・グレートビア・アワーズ2025」で金賞を受賞した。セッション・インディア・ペールエール部門での唯一の金賞受賞となり、業界関係者の注目を集めている。

「ONE craft」は、西日本鉄道株式会社と地元の「あおぞらブルワリー」が協働で開発したオリジナルクラフトビール。アルコール度数4.5%のライトボディながら、5種類のホップを使用し、柑橘系やフローラルな香りが複雑に入り混じる唯一無二の味わいが特徴だ。醸造を担当した渡邊雄介氏は、「ワンビルを通じて多様な人々が関わり合いながら、これからの新たな福岡を共に創っていけることを期待しています」とコメントしている。

このビールの開発には、ワンビルに入居予定の企業で働く20代から60代の男女300名の声が反映されている。「街も人も混ざり合って進化する『はじまりのクラフト』」をコンセプトに、3ヶ月にわたる試飲会やアンケートを経て完成にこぎつけた。パッケージデザインも、ワンビルの外観を模したスクエアのシルエットと、多様な出会いや交わりを表現したグラデーションが特徴的だ。

「ジャパン・グレートビア・アワーズ2025」は、国内で醸造されたビール類に特化した権威あるコンペティション。今回は231事業者から808銘柄がエントリーし、金賞受賞は全体の約8%にとどまった。「ONE craft」の受賞は、福岡のクラフトビールシーンに新たな風を吹き込むものとして期待されている。

「ONE craft」は4月24日のワンビル開業と同時に販売開始予定。福岡を訪れた際は、この金賞受賞ビールで乾杯してみてはいかがだろうか。地元の誇りと革新が詰まった一杯が、新しい福岡の魅力を伝えてくれるはずだ。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000743.000017692.html