AIアーティスト草野絵美、世界の次世代リーダーに!世界経済フォーラムが選ぶYGLに抜擢


世界経済フォーラムが選出する「ヤング・グローバル・リーダーズ(YGL)」2025年メンバーに、日本を代表するAIアーティスト草野絵美氏が選ばれた。YGLは40歳以下の次世代リーダーを対象とした国際プログラムで、過去にはマーク・ザッカーバーグやジャシンダ・アーダーン元ニュージーランド首相なども選出されている。
草野氏は1990年東京生まれ。AI技術を駆使して日本の集合的・個人的記憶をハイパーリアルに表現し、レトロフューチャーな視点から人間の本質に迫る作品で知られる。高校時代から原宿でストリート写真家としてデビューし、その後FITミュージアムやヴィクトリア・アンド・アルバート美術館での展示を経て、AIアートの第一人者として国際的な評価を得ている。
「Vogue」「ELLE」「Forbes」などの有名誌でも取り上げられ、クリスティーズとのコラボレーションオークションでバーチャルドレスを発表するなど、アート界とファッション界の両方で注目を集めている。また、シンセウェーブユニット「Satellite Young」の主宰・リードシンガーとしても活動し、80年代の歌謡曲に現代的でSF的な解釈を加えた音楽でも高い評価を受けている。
今回のYGL選出について草野氏は「AIの進化によって、私たちの共通の記憶や歴史認識は根本から問い直されようになると感じます」とコメント。AIが芸術家をエンパワーする一方で、倫理的な課題も内包していると指摘し、「領域を越えた学際的な対話が必須」と語った。
草野氏の選出は、AIアートにおける先駆的な実践、デジタルアート市場への影響力、そして次世代クリエイター育成への貢献が評価されたものだ。今後、YGLsとの繋がりを通じて、世界の変化を映すだけでなく、次世代と未来のビジョンを探っていくという。アートとテクノロジーの融合が生み出す新たな可能性に、世界中から注目が集まっている。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000121176.html