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イラスト学習の壁とは?182人の調査で明らかになった上達のカギ

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報道発表
イラストを描き始めて最初に難しいと感じたポイント(プレスリリースより)

イラストを描く上で多くの人が直面する「壁」とは何か。オンラインイラスト教室を運営するアタムアカデミーが182人を対象に実施した調査結果が、イラスト学習者の悩みと上達への道筋を浮き彫りにした。

調査によると、イラスト初心者が最初にぶつかる壁は「バランスが悪くなる」(46.7%)ことだという。人体のプロポーションや顔のパーツなど、全体のバランスを整えることに苦心する人が多いようだ。次いで「思った通りに線が引けない」(18.1%)、「デジタルツールの操作」(11.5%)と続く。

一方、ある程度スキルが向上した人たちの悩みは少し異なる。現在最も難しいと感じる課題のトップは「オリジナルが描けない」(18.1%)だった。模写はできても自分独自の作品を生み出すことに壁を感じる人が多いことがわかる。また「構図を再現できない」(14.3%)も上位に挙がっており、頭の中のイメージを画面上に表現することの難しさが浮き彫りになった。

こうした壁にぶつかったとき、多くの人が取る解決策は「YouTubeで描き方を調べる」(31.9%)だという。無料で豊富な情報が得られるYouTubeは、イラスト学習者にとって心強い味方となっているようだ。

しかし、より効果的な上達を目指す人々の間では、個別指導への期待も高まっている。「イラスト学習の難しさを解決するためにほしいサポート」の1位は「作品に対するフィードバック」(30.8%)だった。自分の作品に対する具体的なアドバイスや改善点の指摘を求める声が多く、個別指導の重要性が浮き彫りになった。

イラストレーター・漫画家の白ふくろう舎氏は、この結果について「独学の環境が充実した今でも、直接指導で悩みや進捗に応じた学びを得ることは、イラスト上達においても、自分ならではの感性を育てるためにも大きな力となる」とコメントしている。

アタムアカデミーでは、こうしたニーズに応えるべく、初心者向けのイラスト描き方講座を公開している。個別指導やパーソナライズされた内容を求める声が高まる中、オンラインイラスト教育の在り方も変化していくかもしれない。

イラスト学習の壁は人それぞれ異なるが、適切な指導と継続的な練習によって乗り越えられるものだ。この調査結果は、イラスト学習者たちの悩みと希望を映し出す鏡となり、より効果的な学習方法の開発につながることが期待される。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000031.000038075.html