ホラー小説ファン待望の一冊が遂に登場した。人気同人誌「ひとひら怪談」の<水>および<森>をテーマにした2冊を一部改稿し、合本として書籍化された『ひとひら怪談 森にしずみ 水にすむ』が、2025年4月21日に発売される。

本書の特筆すべき点は、澤村伊智や織守きょうや、浅倉秋成など、現代ホラー界を牽引する14名の気鋭作家たちが集結していることだ。さらに、同人誌で発表された作品に加え、全作品の1/3にも及ぶ24作品が新規書き下ろしとして収録されている。

「轢いた」「花嫁」「井戸の底」「みまちがい」「歌う女」など、新規書き下ろしを含む計67作品が、見開き完結の形式で収められている。短編ながらも非常に濃密な恐怖が綴られており、掌編だからこその強烈な印象を残す怖い話が勢揃いしている。

各作家の個性が光る本書は、ホラージャンルの多様性を堪能できる一冊となっている。例えば、澤村伊智は『ぼぎわんが、来る』で第22回日本ホラー小説大賞〈大賞〉を受賞した実力派。また、浅倉秋成は『六人の噓つきな大学生』『俺ではない炎上』などの代表作で知られる新鋭作家だ。

本書の魅力は、短い文章の中に凝縮された恐怖だけでなく、読者の想像力を刺激する余白の恐ろしさにもある。一瞬で背筋が凍るような恐怖体験を、読者に提供してくれるだろう。

『ひとひら怪談 森にしずみ 水にすむ』は、定価1,500円＋税。四六変形判、160ページの装丁で、ISBN：978-4-576-25039-7となっている。ホラー小説ファンはもちろん、短編小説や現代文学に興味がある読者にもおすすめの一冊だ。

本書の詳細や購入方法については、双葉社の公式ウェブサイトで確認できる。また、SNSでの最新情報も見逃せない。X（旧Twitter）、Instagram、TikTokの各公式アカウントをフォローして、新作情報やイベント情報をチェックしよう。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000285.000083062.html