江戸時代にタイムスリップ!?徳島城博物館で「蜂須賀時代絵巻」開催


徳島の歴史と文化が息づく春の一大イベントが開催される。徳島城博物館は4月27日、「蜂須賀時代絵巻」と題した特別企画を実施する。このイベントは、同日開催される「徳島城 阿波おどり」(徳島新聞社主催)と連携し、徳島の魅力を存分に体感できる内容となっている。
イベントは、日本舞踊「春の踊り」で幕を開ける。「長唄 芽吹柳」や「長唄 藤娘」など、春にふさわしい演目が披露される。続いて、阿波踊りの起源にまつわる人形浄瑠璃「蜂須賀公祭由来」が上演される。これは、鶴澤友輔氏が書き下ろした新作で、阿波の伝統芸能の魅力を存分に味わえる。
さらに、小川裕久館長による歴史ミニ講演会「絵はがきに見る阿波おどり」も開催。江戸時代から現代に続く阿波踊りの変遷を、貴重な絵はがきを通して解説する。歴史ファンには見逃せない内容だ。
イベントのハイライトは、午後2時30分からスタートする「徳島城 時代行列」。約30名の公募市民が戦国・江戸時代の衣装に身を包み、徳島城博物館から徳島駅前を経て鷲の門広場まで約2キロを歩く。直垂や裃といった華やかな衣装は、まさに江戸時代にタイムスリップしたかのような光景を作り出す。
徳島城博物館は、徳島藩と藩主蜂須賀家の歴史・美術工芸資料を展示する施設として知られる。常設展では、国指定重要文化財の徳島藩御召鯨船千山丸や、「徳島城御殿復元模型」などを見ることができる。今回のイベントは、こうした豊富な歴史資源を活かし、より多くの人々に徳島の魅力を伝える絶好の機会となりそうだ。
入館料は一般300円、高・大学生200円、中学生以下は無料。歴史好きはもちろん、家族連れや観光客にとっても、徳島の文化と歴史を楽しく学べる貴重な一日になることだろう。雨天の場合は4月29日に順延されるので、天候にも注意が必要だ。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000142.000096281.html