ポプラ社から、心温まる新作小説『あんずとぞんび』が2025年4月23日に発売される。第12回ポプラ社小説新人賞で奨励賞を受賞した坂城良樹氏のデビュー作だ。

物語の舞台は、未知のウイルスによってゾンビがあふれた世界。孤独な少女・あんずと、人を襲わない"ぞんび"のおじさんとの出会いを軸に、偏見や差別に立ち向かう姿が描かれる。

本作の特徴は、登場人物たちの繊細な感情描写にある。いじめや社会からの拒絶といった重いテーマを扱いながらも、読者に勇気を与える感動的な展開が高く評価されている。

書店員からも絶賛の声が寄せられており、「絶望と希望のはざまが炙り出されている」「この世界はいやなことばかりだけれど、それでもこの本は希望です」といったコメントが届いている。

著者の坂城氏は「未来に希望を持ちづらい時代―そんな時こそ『物語』の力が必要だと私は信じています」とメッセージを寄せており、読者を勇気づける作品を目指したという。

『あんずとぞんび』は、現代社会が抱える問題を独特の設定で描きつつ、人間の温かさや優しさの大切さを伝える一冊となっている。厳しい現実の中で光を見出そうとする人々の物語に、多くの読者が心を揺さぶられることだろう。

価格は税込1,980円。ポプラ社の公式サイトやAmazonなどで予約受付中だ。心に響く物語を求める読者にとって、見逃せない一冊となりそうだ。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000998.000031579.html