高専生が介護革命!7億円評価の「ながらかいご」で最優秀賞獲得


高専生たちの技術力と創造性が光る「第6回全国高等専門学校ディープラーニングコンテスト2025(DCON2025)」が開催され、豊田工業高等専門学校のチーム「NAGARA」が最優秀賞を獲得した。彼らが開発した「ながらかいご」は、介護現場の課題解決に挑む革新的なウェアラブル端末だ。
「ながらかいご」は、腕に装着するだけで介護中の会話から必要な情報を自動で抽出し、記録を作成・共有できる画期的なシステム。この斬新なアイデアと高い実用性が評価され、企業評価額7億円という評価を受けた。さらに副賞として、EXPO 2025 大阪・関西万博イベント「XROBOCON」への出場権も手にした。
今回のDCON2025には、全国95チーム(42高専)がエントリー。本選に進出した10チーム(11高専)が、社会課題の解決からエンターテインメントまで、多様なプロダクトとビジネスプランを競い合った。2位には鳥羽商船高等専門学校の「めたましーど」(企業評価額1.5億円)、3位には富山高等専門学校 本郷キャンパスの「Smart Care AI」(企業評価額8000万円)が入賞。いずれも社会のニーズに応える革新的なアイデアが評価された。
松尾豊DCON実行委員長は、「技術力の高さに加え、ビジネス構想の練り込みも素晴らしく、非常に完成度の高いプレゼンテーションだった」と参加者たちを絶賛。さらに「日本から世界に向けて新たな技術を生み出していくことが重要であり、その主役となるのは高専生だ」と、高専生たちの可能性に期待を寄せた。
DCON2025の成功を受け、次回「DCON2026」の開催も決定。日本のものづくりの未来を担う高専生たちの挑戦は、まだまだ続く。彼らの斬新なアイデアと高い技術力が、どのような革新をもたらすのか。今後の展開から目が離せない。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000219.000028865.html