徳川家ゆかりの大樹寺が幻想的な光の世界に!プロジェクションマッピングで文化財の魅力を再発見


愛知県岡崎市の大樹寺で、「徳川将軍家菩提寺 成道山大樹寺 デジタルアートナイト 2025」が開催された。この幻想的なイベントの公式記録映像が公開され、注目を集めている。
大樹寺は松平家・徳川将軍家の菩提寺として知られる歴史ある寺院だ。今回のイベントでは、愛知県指定有形文化財である山門に、大樹寺が誇る重要文化財の大方丈障壁画などをモチーフにしたプロジェクションマッピングが投影された。また、重要文化財の多宝塔を含む境内全体がライトアップされ、幻想的な雰囲気に包まれた。
特筆すべきは、40年以上公開されていなかった「板絵著色杉戸絵」16面と「小方丈杉戸絵」6面の高精細デジタルデータを初めて活用し、プロジェクションマッピングで再現したことだ。これにより、普段は目にすることのできない貴重な文化財の世界を体験できる機会となった。
イベントでは、プロジェクションマッピングや夜間特別拝観に加え、境内のライトアップ、本堂内での「灯火献灯」、岡崎市の名物である「八丁味噌焼きおにぎり」や「鯛の天ぷら」などの飲食も楽しめ、大樹寺の文化や歴史を五感で堪能できる内容となっていた。
このイベントは、文化庁の補助を受けて実施されており、文化財の新しい活用方法として注目を集めている。最新技術を駆使しながらも、歴史ある寺院の雰囲気を損なうことなく、むしろその魅力を引き立てる演出に成功している点が高く評価されている。
「徳川将軍家菩提寺 成道山大樹寺 デジタルアートナイト 2025」は、歴史的建造物と最先端技術の融合により、文化財の新たな魅力を引き出すイベントとして、今後の文化観光の在り方に一石を投じる取り組みとなった。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000304.000046440.html