歌人・俵万智が贈る「生きる言葉」が大ヒット!SNS時代の"コミュ力"の真髄とは


歌人として知られる俵万智さんの新著『生きる言葉』が、発売からわずか1ヶ月で3万部を突破する異例のヒットとなっている。本書は、俵さんにとって初めての言葉をめぐる論考作品であり、SNS時代を生きる現代人に向けた「ことば」の魅力を伝える内容となっている。
スマートフォンとインターネットが日常生活に欠かせないものとなった現代社会。便利さの一方で、コミュニケーションの難しさも増している。本書では、恋愛、子育て、ドラマ、歌会、SNS、AIなど、様々な場面での言葉の使い方について、歌人ならではの視点で考察が展開される。
俵さんは「言葉が生きる力とも言える時代に、日本語の足腰をどう鍛えるか、大切なことは何か」という問いを投げかける。現代を代表する歌人の目を通して、言葉の持つ力や、思いを相手に届けるために必要なことを探る内容は、多くの読者の心に響いているようだ。
本書の目次を見ると、「コミュ力」や「ダイアローグとモノローグ」、「言葉が拒まれるとき」など、現代社会のコミュニケーションに直結するテーマが並ぶ。また、和歌の世界や「源氏物語」の時代から、AIの現在地まで幅広い視点で言葉を捉えている点も注目だ。
俵さんは「普通の人が普通に使う書き言葉としての日本語の、足腰を鍛える」ことの重要性を説く。SNSの普及により、誰もが気軽に文章を発信できる時代。だからこそ、自分の言葉が真に「生きる言葉」となるために必要なことを考えることが大切だと訴えかける。
『生きる言葉』は新潮新書から発売されており、定価は1,034円(税込)。言葉の力を再認識したい人、コミュニケーションに悩む人、そして現代社会を生き抜くヒントを求める人にとって、示唆に富む一冊となりそうだ。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002112.000047877.html