愛知県西尾市が主催するビジネスプランコンテスト「BiZCON NISHIO 2024」から生まれた新たな取り組みが、地域の観葉植物業界に新風を吹き込んでいる。ファイナリストの一人、ガガプランツの鈴木淳史代表が運営する植物専門マーケットサイト「GAGAPLNT」で、西尾市の特産品である観葉植物のオンライン販売が開始された。

この画期的な取り組みは、地域の課題解決と産業活性化を目指すBiZCON NISHIOがきっかけとなった。GAGAPLNTは、JA西三河が運営する「憩の農園 ファーマーズガーデン」の商品や、市内で生産される多様な観葉植物を取り扱う。従来の流通経路とは異なり、生産者と消費者を直接つなぐことで、新鮮な植物を迅速に届けることが可能になった。

GAGAPLNTの特徴は、生産者別に商品を掲載し、それぞれの植物に最適な管理方法を詳細に記載している点だ。これにより、購入者は自分好みの植物を選び、適切なケア方法を事前に知ることができる。また、ファーマーズガーデンとの連携により、希少価値の高い植物も安全に取り扱えるようになった。

鈴木代表は、「BiZCON NISHIO 2024をきっかけに、業界関係者へのヒアリングを重ね、出品者のニーズや消費者が求める情報を丁寧に拾い上げました。その結果、GAGAPLNTの機能を大幅に改善することができました」と語る。

西尾市の中村市長も、この新たな取り組みに期待を寄せている。「地域の特産品である観葉植物のオンライン販売は、西尾市の魅力を全国に発信する絶好の機会です。今後も地域の事業者と連携しながら、さらなる発展を支援していきたい」とコメントした。

GAGAPLNTでは今後、取り扱う生産者や植物の種類を拡大する予定だ。また、ファーマーズガーデン用の特設ページでは、オンライン限定商品や園芸用品なども販売予定という。西尾市の豊かな自然と技術が生み出す観葉植物を、より多くの人々に届ける新たな挑戦が始まったのである。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000044.000101477.html