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熱海の観光復興へ!4万人の絆で作る50メートルの巨大龍モザイク、世界記録に挑戦

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報道発表
          昭和100年祭会議ロゴ(プレスリリースより)

静岡県熱海市で開催される「昭和100年祭」が、観光都市としての更なる飛躍を目指し、ユニークな取り組みを行う。最大4万人の手をつないだ写真を集め、それらを使って全長50メートルの巨大な龍のモザイクアートを制作するという。このプロジェクトは、世界最多の「手をつないだ写真」枚数での世界記録認定も狙っている。

熱海市は2024年に年間宿泊客数約306万人を達成し、コロナ禍前の水準に回復。これを受けて観光客数アップのための投資を拡大しており、「熱海観光局」の運営費9,300万円やインバウンド誘客強化に約4,000万円を計上している。また、年間10回以上開催される海上花火大会や、熱海駅100周年を記念するイベントなども観光客誘致に一役買っている。

「昭和100年祭」を主催する昭和100年祭会議は、「手をつなごう、心をつなごう。昭和100年のその先へ。」をスローガンに掲げ、様々なイベントを企画。その中でも注目を集めているのが、熱海の伝説的な赤白二龍にちなんだ巨大モザイクアートだ。日本画家の間宮一樹氏が原画を制作し、2人1組の手つなぎ写真約2万枚を使用して完成させる予定だ。

写真の収集は3月から始まり、6月末までの完成を目指している。昭和100年祭会議のメンバーや応援団によるSNSを通じた呼びかけ、熱海市内のイベントでの撮影会など、様々な方法で写真を集めている。4月末時点で既に約6,000枚が集まっており、順調に進んでいるという。

完成したモザイクアートは、6月29日から1ヶ月間、ホテルニューアカオの連絡通路に展示される。代表の香川智彦氏は「コロナ禍が終わって2年を経た今でも人と人の距離は離れたまま。さらに世界中で対立が起きている今だからこそ、人と人との絆を『世界一』集める活動に意味がある」と語り、このプロジェクトを通じて熱海の観光復興に貢献したいと意気込んでいる。

「昭和100年祭」では、このモザイクアート以外にも、昭和歌謡コンサートや音楽祭、アート公募展、熱海ゆかりの文豪に因んだ映像作品上映など、多彩なイベントが予定されている。老若男女問わず楽しめる「大人の文化祭」として、熱海の新たな魅力を発信し、観光都市としての更なる発展を後押しする狙いだ。

熱海の新たな観光の目玉となる可能性を秘めたこのプロジェクト。4万人の手と手がつながった巨大モザイクアートが、熱海の復興と発展のシンボルとなることが期待される。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000158184.html