【徹底比較】郵便って難しい! いざ郵送応募。どう送る? 何が早い? 追跡可能なのは?
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渾身の一作を書き上げても、主催者の手元に届くまでに郵送事故に遭ってしまったら? 期日までに間に合わなかったら? これまでの努力が水の泡になってしまいます。
だからこそ郵送や宅配便で作品を送る場合は、適切な方法を選びぬくことが重要です。
そこで今回の記事では、「期日まで絶対間に合うように送りたい!」「トラブルが起きたときの対策をしておきたい!」「なるべく送料を抑えたい!」これらのニーズに合った郵送方法・配達方法を徹底解説いたします。
※掲載している情報は過去のものの場合があります。正確な情報は、日本郵便や宅配便の公式サイトを随時ご確認ください。
「とにかく早く送りたい」場合
たとえば、こんなシチュエーションに巻き込まれたことはありませんか。何カ月も時間をかけて完成させた小説。期日ギリギリまで推敲を重ねてやっと送付しようと思ったら、まさかの「当日消印有効ではなく必着だった……」なんてパターンです。
そんなときにおすすめなのが「速達(郵便応募)」と「宅急便コンパクト」。
速達なら土日祝日も郵送されるので、地域によっては翌日午前の到着も可能です。ただし「速達なら絶対に間に合う!」というわけではないので、事前に配達までの日数を確認しましょう。郵便局の公式サイトでも確認できますが、郵便局窓口で実際に質問するとより正確な情報が得られますよ。
宅急便コンパクトは宅急便と同じ種別に含まれるので、翌日配送も可能です。しかし、専用ボックスを使用しなければならないので、事前に資材の購入準備が必要となります。
こういった状況に見舞われることを見越して、ストックを用意しておくと良いですね。ちなみに、冊子形態の作品を応募する場合は、薄型専用BOXを使うと梱包しやすいでしょう。
手順 | 値段 | 到着までの日数 | 土日祝日配送の有無 | |
速達 | 封筒の指定場所に赤い印を書き、郵便局窓口かポストで送る | 基本料金に以下の金額が加算 ・250gまで:300円 ・1kgまで:400円 ・4kgまで:690円 | 翌日のケースが多い | 〇 |
宅急便コンパクト | 専用資材を使って梱包・送り状を用意し、集荷を依頼するか該当店舗に持ち込む | 距離によって異なる ※専用資材は1個につき70円 | 最短で翌日 | 〇 |
「トラブルの対策をしておきたい」場合
場合によっては、「配送先を間違えられる」「郵送事故の影響で自分の作品が紛失してしまう」などのケースが想定されます。安心感を得るためにも、追跡サービスや補償サービスが備わった郵送方法・配達方法を選びましょう。
追跡サービスをつけたいなら「特定記録(郵便応募)」「レターパックライト、レターパックプラス」がおすすめです。
特定記録は、たった210円で手紙やはがきの郵便物を追跡することができます。郵便局に書類が備え付けられているので、それを使って申し込めば問題ありません。
レターパックライト、レターパックプラスの違いは、ポスト配達か、手渡し配達かという点です。ライトはポスト配達、プラスは手渡し配達なので、期日が迫っているならライトを選んだ方がベターです。この場合も専用の封筒を購入しなければならないため、あらかじめ購入しておくと時間のロスを防げます。
補償サービスをつけたい場合は、「書留(郵便応募)」を選ぶと良いでしょう。一般書留は10万円、簡易書留は5万円までが基本的に補償額の限度となります。しかし一般書留はその分送料も高いため、リーズナブルに安心を感じたいなら簡易書留がおすすめです。
しかし、ここで補償される金額は「現金以外の場合は時価」なので、小説の応募原稿などで多額の補償金を得ることは難しいでしょう。そのため、もしもの場合を見越して作品のコピーを取るなどの方法で対策しておきましょう。
手順 | 値段 | 到着までの日数 | 補償の有無 | 追跡の有無 | |
特定記録 | 郵便局で「書留・特定記録郵便物等差出票」を記入して送付する | 基本料金に以下の金額が加算 郵便物:210円 | 翌日も可能 | × | 〇 |
レターパックライト | 専用資材に作品を入れたら、郵便局窓口かポストで送る | 430円 | 翌日も可能 | × | 〇 |
レターパックプラス | 専用資材に作品を入れたら、郵便局窓口かポストで送る | 600円 | 翌日も可能 | × | 〇 |
書留 | 郵便局で「書留・特定記録郵便物等差出票」を記入して送付する | 基本料金に以下の金額が加算 一般書留:480円 簡易書留:350円 | 翌日も可能 | 〇 | 〇 |