大阪電気通信大学が6月6日に第18回「卵落としコンテスト」を開催する。このイベントは、工学部基礎理工学科の新入生を対象とした恒例の歓迎行事だ。科学知識と創造力、そしてチームワークを駆使して、ユニークなモノづくりに挑戦する。

コンテストの内容は、A2サイズのケント紙1枚と限られた道具を使って、卵を守る緩衝装置を作るというもの。3階（約10m）の高さから卵を落とし、割れずに的の中心に近づけることが勝負の鍵となる。単なる工作ではなく、物理学の知識やアイデア、そしてモノづくりのセンスが問われる「頭脳競技」だ。

新入生たちは3〜4人のチームに分かれて挑戦する。優秀賞は卵を割らずに落下させたチームに贈られ、的の中心からの距離で順位が決定する。さらに、コンテストの翌週には「プレゼン大会」も開催。ここでは「アイデア賞」や「プレゼン賞」も用意されており、学生たちの多様な能力が評価される。

このイベントは、チームでの意見交換やモノづくり、プレゼンテーションなどを通じて、社会人基礎力の養成を目指すプロジェクト学習の一環でもある。大学側は、この取り組みを通じて学生たちのコミュニケーション能力や問題解決力、創造性を育むことを期待している。

「卵落としコンテスト」は、大阪電気通信大学の寝屋川キャンパスOECUイノベーションスクエア（A号館）で行われる。京阪本線「寝屋川市」駅から徒歩7分の場所だ。興味深いアイデアや熱気あふれる学生たちの姿を見られるかもしれない。科学とアイデアが融合した、この独創的なイベントに注目が集まっている。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000025.000127223.html