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建設現場の安全を守る「魔法の言葉」とは? 命を救う「安全スピーチコンテスト」が初開催

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スピーチ・弁論
報道発表
プレスリリースより

建設現場の安全を守るために、最も効果的な方法は何だろうか。それは、意外にも「声かけ」だという。ハタ コンサルタント株式会社が2025年秋に初開催する「安全スピーチコンテスト」は、まさにこの「声かけ」の力を最大限に引き出すイベントだ。

建設業界では毎年7月1日から7日までを「全国労働安全週間」と定め、6月を準備月間としている。しかし、多くの現場では形式的な朝礼やミーティングが形骸化しているという課題も浮き彫りになっている。ヘルメットや安全帯などの装備を整えても、現場で働く「人」の意識や行動が伴わなければ、真の安全は実現できない。

そこで注目されているのが、現場の技術者や監督者による「声かけ」だ。特に朝礼やミーティングでのスピーチが、技能者の安全意識を高める決定打となることがある。実際の現場では、適切な声かけによって事故を未然に防いだ事例も報告されている。

例えば、ある土木現場では、現場監督の「慣れているからこそ慎重に」という一言が、作業員の安全意識を高め、転倒事故ゼロを達成した。また、夜間作業中のヒヤリ・ハットでは、若手現場代理人の明るく大きな声での注意喚起が、作業員の迅速な対応を引き出し、事故を防いだ。

「安全スピーチコンテスト」は、こうした「声かけ」の重要性に着目し、現場技術者のスピーチ力を磨くためのイベントだ。単なる話し方ではなく、聞く人の心に届く話し方を技術として身につけることを目指している。

イベントは2025年9月から2026年1月にかけて開催され、話し方講座やスピーチ練習会、地区予選を経て全国大会へと進む。建設現場に携わるすべての技術者が参加可能で、経験や役職は問わない。

ハタ コンサルタント株式会社の代表取締役である降籏達生氏は、「スピーチは命を守る技術である」と語る。同社は建設技術者研修25万人、現場指導6000件の実績を持つ建設業特化型のコンサルティング会社だ。

建設現場の安全は、設備だけでは守れない。「伝える力」こそが安全をつくるのだ。この「安全スピーチコンテスト」を通じて、建設業界全体の安全意識がさらに高まることが期待される。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000148971.html