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ホラーの新境地!澤村伊智の最新短編集『怪談小説という名の小説怪談』が読者を戦慄させる

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報道発表
プレスリリースより

ホラー小説界の最前線を走り続ける澤村伊智氏の最新作が、読書界に衝撃を与えている。5月28日に新潮文庫から発売される『怪談小説という名の小説怪談』は、従来の怪談の概念を覆す斬新な短編集だ。

澤村氏は2015年、『ぼぎわんが、来る』で第22回日本ホラー小説大賞を受賞し、一躍注目を集めた。その後も『ずうのめ人形』や『ファミリーランド』など、数々の話題作を世に送り出してきた。今回の短編集では、古典的な怪談のテーマを現代的にアレンジし、読者の想像力を超える恐怖体験を提供している。

本書に収録された7編の短編は、いずれも「小説怪談」と「怪談小説」の二面性を持つ。例えば「高速怪談」は深夜の車内を舞台に恐怖を描き、「苦々陀の仮面」は呪われた映画をテーマにしている。また、「こうとげい」では禁忌を犯した夫婦の物語が展開される。これらの作品は、現代社会の不安や恐怖を巧みに反映させており、読者を戦慄させる。

特筆すべきは、澤村氏がインターネット時代を逆手に取った新しい形の怪談を生み出している点だ。情報過多の現代社会において、かえって増幅される不安や恐怖を鮮やかに描き出している。

本書の魅力は、単なる怖さだけではない。大森望氏による解説によれば、各作品は緻密な構成と巧みな語りで読者を引き込み、予想外の結末へと導く。この「大どんでん返し」こそが、澤村氏の真骨頂と言えるだろう。

『怪談小説という名の小説怪談』は、ホラーファンはもちろん、文学愛好家にも強くお勧めできる一冊だ。737円(税込)という手頃な価格も、多くの読者の心を掴むだろう。怖いもの見たさの好奇心を刺激される、夏の夜長にぴったりの一冊となりそうだ。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002132.000047877.html