2025年2月に逝去した作家・曾野綾子の名作エッセイ『人生の収穫』の新装版が、5月26日に河出書房新社から刊行された。70年以上にわたり第一線で活躍した曾野の、老年の日々を輝かせる自由な生き方を綴った本書は、2011年の単行本刊行以来、大きな反響を呼んでいる。

『人生の収穫』は、著者自身が心掛けていた「自分流に不器用に生きる」姿勢や、老年だからこそ冒険し、どんなことでも面白がるという人生への思いを綴ったエッセイ集だ。日常生活の中での気づきや、家族、友人との交流、旅先での経験などを通して、世間の常識にとらわれない独自の価値観と生き方が描かれている。

本書には、「人生には、一日として同じ日はない」「冒険しないで面白い人生はない」といった、読者の心に響く名言が散りばめられている。曾野は、「たとえ世間の常識に刃向かっても、自分独自の価値観を生きる」ことの大切さを説き、それが人生を豊かにする秘訣だと語る。

新装版の『人生の収穫』は、全6章で構成されており、「人生には一日として同じ日がない」「適当という人生の至芸」「人生は回り道が面白い」「冒険しないで面白い人生はない」「人生にはなんでもあり」「老いてこそ輝く人生」といったテーマで、曾野の人生哲学が展開されている。

本書は、単なる老年の生き方指南にとどまらず、年齢を問わず多くの読者に共感を呼ぶ内容となっている。曾野の飾り気のない言葉で綴られた人生讃歌は、読者に生きる勇気と希望を与えてくれるだろう。

『人生の収穫』新装版は、990円（税込）で全国の書店およびオンライン書店で販売中。また、電子書籍版も各ストアで配信されている。曾野綾子の遺した珠玉の言葉に触れ、自分らしい人生の歩み方を見つけてみてはいかがだろうか。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000959.000012754.html