原宿に謎の美少女出現!?「ぷるぷるパンク」展が斬新すぎる理由とは


原宿の街に、ある日突然、謎の美少女が現れた。その正体は、クリエイティブディレクターのハシジマ コウスケが手がける「ぷるぷるパンク」展の主人公だった。2025年6月27日から7月6日まで、tHE GALLERY HARAJUKUで開催されるこの展覧会は、アートと文学の境界を軽々と飛び越える斬新な試みとして注目を集めている。
展示の核となるのは、ハシジマが書き上げた30万字におよぶSF小説「ぷるぷるパンク」だ。この小説は「存在しないアニメの原作」として執筆され、その世界観を視覚芸術として再構築するという、前代未聞の手法で制作された。サイバーパンクとシティポップが融合した近未来の世界観は、従来の男性中心的なSF作品とは一線を画す。
キュレーターの米原康正氏は、「サイバーパンクの『次』へ。新しい時代のSFのかたち」と評している。従来のサイバーパンクに「女子社会的影響力」を注入し、戦いや破壊ではなく、心の交流や再生に焦点を当てた新しいアプローチは、多くの観客の心を掴んでいる。
展示作品には、デジタル描写とアナログ技法が融合した独特の表現が用いられている。筆跡やコラージュ、素材感を通じてキャンバスに移された世界は、鑑賞者の脳を揺さぶる体験を提供する。また、一コマ漫画シリーズも展示され、ユーモアを交えながら「ぷるぷるパンク」の世界観をさらに深化させている。
本展に先立ち、6月8日には泉谷しげる氏の「サイバーパンク展」にてトークショーも予定されている。時代を超えて共鳴する"サイバーパンク"について、泉谷氏、米原氏、ハシジマ氏が熱く語り合う。
B.LEAGUEやJAXAのロゴデザインで知られるハシジマ コウスケ。その多彩な経歴と、アニメオタクとしての一面が融合した本展は、アートファンのみならず、SF愛好家、アニメファンにとっても見逃せない内容となっている。
常識を覆す発想と、ポップな外見の下に隠された"狂気のプロセス"。「ぷるぷるパンク」展は、まさに「そこまでやる?」を体現した、新時代のアート体験となりそうだ。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000096235.html