古書ファン必見!25店舗が集結する「萬書百景市」で稀覯本の宝庫を探検しよう


古書愛好家たちの心を躍らせる一大イベントが再び東京に降臨する。「萬書百景市」が2025年6月6日と7日の2日間、東京古書会館にて開催されることが決定した。この即売展は、昨年の第1回開催で大きな反響を呼び、今回も25の個性豊かな書店が参加を予定している。
「萬書百景市」の魅力は、その圧倒的な品揃えにある。通勤や通学の合間に読める手軽な本から、文学の初版本や署名本といった稀覯本まで、幅広いジャンルの書籍が一堂に会する。さらに、昭和30年代の貸本マンガ、デザイン書、写真集、映画ポスター、チラシ、そして資料的価値の高い「紙モノ」まで、他では入手困難な逸品の数々が揃う。
今回の目玉は、300ページを超える大ボリュームのWeb目録だ。約2,700点もの商品が掲載されており、事前に欲しい本をチェックできる。注目の出品物には、1970年代の「渋谷再開発計画'70」や、やなせたかし氏が手掛けたニッポンビールのCM四コママンガの私家版絵本「ビールの王さま」などがある。また、日本漫画家協会会員による肉筆の赤ベコ年賀状や、アメリカンコミックスのコレクションなど、マニア垂涎の品々も並ぶ。
昨年の開催では、開場3時間前から入場列ができるほどの人気ぶりを見せた。今年も同様の盛況が予想されるため、早めの来場をお勧めする。入場は無料で、JR「御茶ノ水」駅や都営地下鉄・東京メトロ「神保町」駅からアクセス可能だ。
古書の世界は、単なる本の売買を超えた文化の宝庫である。「萬書百景市」は、そんな奥深い古書の魅力を存分に味わえる貴重な機会となるだろう。この2日間限定の文学の祭典で、あなただけの一冊との出会いを楽しんでみてはいかがだろうか。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000160990.html