谷川俊太郎の詩心が宇宙を彩る! 16年ぶりに蘇る幻想的プラネタリウム「夜はやさしい」


日本科学未来館が、詩人・谷川俊太郎氏が手がけた唯一のプラネタリウム作品「夜はやさしい」を16年ぶりに再上映することを発表した。2025年7月2日から12月27日までの期間限定で、世界の夜空を巡る幻想的な旅が再び観客を魅了する。
本作は、地球上のさまざまな地域から見える星空と、その土地で聞こえる音、そして各地の夜をうたう詩のことばを通して、地球の広がりとその中にいる自分の存在を改めて感じられる作品だ。谷川氏が本作のためにまとめた書き下ろしを含む自選の詩を、俳優・麻生久美子さんの透明感のある朗読で味わうことができる。
世界6カ所(アジア、ヨーロッパ、アフリカ、南アメリカ、北アメリカ、オーストラリア)の夜の様子を、最新のプラネタリウム投影機「MEGASTAR-Ⅱ cosmos」によるリアルな星空と、フィールドレコーディングで収録された各地の環境音で再現。まるでその場所にいるかのような臨場感あふれる体験ができる。
谷川賢作氏(挿入歌「夜はやさしい」作曲)は再上映にあたり、「決して、ことばで書かれたものだけが『詩』ではないのだと、気付かされる」とコメント。また、日本科学未来館の毛利衛名誉館長は「『耳をすませていると文字を忘れる』という一節に胸をつかれた」と語り、作品の魅力を改めて強調している。
チケットは2025年6月25日から予約開始。料金は大人940円、18歳以下310円、未就学児100円。プラネタリウムファンはもちろん、詩や音楽、世界の文化に興味がある方にもおすすめの、まさに"見て聴く夜"の体験となりそうだ。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000059.000063283.html