世界が認めた日本の小説家!柚木麻子『BUTTER』が英国で3冠達成、オンライン講座で語る


日本の小説界に新たな快挙が誕生した。柚木麻子さんの小説『BUTTER』が、イギリスの権威ある文学賞「The British Book Awards 2025」のDebut Fiction部門を受賞し、英国での3冠を達成したのだ。この快挙を記念して、6月13日にオンライン講座が開催される。
『BUTTER』は、現代社会が抱える問題に鋭くメスを入れる作品として高い評価を受けている。ルッキズムや働き方、生きづらさなど、特に女性に向けられる社会の眼差しを描きながら、自己ケアと緩やかな連帯の重要性を問いかける。この深い洞察力と斬新な視点が、海外でも高く評価されているようだ。
イギリスでは「2024 Books Are My Bag Readers Award」の「Breakthrough award category」、「Waterstones Book of the Year 2024」に続き、今回の受賞で見事3冠を達成。日本文学の新たな可能性を世界に示した形となった。
6月13日に開催されるオンライン講座では、柚木さん自身がこの快挙について語る。イギリス、インド、香港などを巡るオーサーズツアーでの印象的なエピソードや、世界中の読者との交流を通じて気づいたことなど、90分間たっぷりと話を聞くことができる。
柚木麻子さんは1981年東京生まれ。2010年にデビューして以来、数々の話題作を発表してきた実力派作家だ。山本周五郎賞受賞作『ナイルパーチの女子会』をはじめ、『私にふさわしいホテル』『伊藤くん A to E』など、独特の視点と洗練された文体で多くの読者を魅了してきた。
今回のオンライン講座は、NHKカルチャーセンター梅田教室の主催で、6月13日(金)18:30から20:00まで開催される。受講料は会員・一般ともに3,630円。世界で評価される日本文学の今を知る貴重な機会となりそうだ。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000527.000071793.html