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日本の書道家が台湾で革新的な個展!伝統と現代が融合する「守・破・離」の世界

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アート・絵画・工芸
書道
報道発表
プレスリリースより

台湾・桃園市美術館で、日本人書道家・魯 朴(ROBOKU)氏による画期的な個展が開催中だ。「守・破・離:魯 朴 書道展」と題された本展は、日本の茶道思想を基に、書道表現の新たな可能性を探る意欲的な試みとなっている。

展示では、伝統に忠実な「守」の段階から、革新的な「破」を経て、自由な創造の「離」へと至る書の進化が表現されている。秦漢時代の文字や碑文にインスピレーションを得た大型作品や、ミクストメディアを駆使した「工芸書道」など、約40点の作品が展示されている。

魯 朴氏は、日本人として初めて横山書法藝術館で個展を開催する書道家・篆刻家だ。10年以上にわたり台湾との文化交流を深めてきた氏の作品は、伝統的な筆墨技術と現代的な視点を融合させた独創的な表現で注目を集めている。

本展と並行して、台湾の若手アーティスト張天健氏による「床に吐き出した言葉」展も開催されている。書、水墨画、篆刻といった伝統表現を基に、言葉と記憶、日常感覚との関係を現代的に再構築する作品群は、書道表現の新たな地平を切り開くものだ。

これらの展覧会は、桃園市美術館が掲げる「書道芸術の多元的な発展と革新」の理念を体現するものだ。伝統に根ざしつつ、現代の感性に寄り添う書道表現を通して、台湾と日本の文化交流に新たな一歩を刻んでいる。

展覧会は2025年8月18日まで開催される。書道を「読む」から「感じる」へと昇華させるこの革新的な展示は、書道愛好家だけでなく、現代アートに興味を持つ人々にも新鮮な体験を提供するだろう。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000084.000113783.html