大阪・関西万博で「松葉葺き」体験! 人力で作る祝祭の舞台、参加者募集中


2025年の大阪・関西万博で、来場者が直接参加できる「松葉葺きワークショップ」が開催されることが明らかになった。このユニークな体験は、万博会場内に設置される「ポップアップステージ西」の屋根を、参加者自らの手で葺き替えるというものだ。
ワークショップを主催するのは、ステージの設計を担当した株式会社三井嶺建築設計事務所と株式会社安井杢工務店。7月7日に開催される本イベントは、万博の精神を体現する「自分ごと」として参加できる貴重な機会となりそうだ。
「ポップアップステージ西」は、20組の若手建築家によって設計された施設の一つ。その特徴は、人力で建て起こされた松の丸太と、松葉で葺かれた可動式屋根にある。このシンプルながら人の手の痕跡が感じられる構造が、自然と人々の目を引き、ステージとしての存在感を放っている。
設計を担当した三井嶺氏は、「万博の現代における意義は、祝祭のような場に人々が集まること」と語る。鳥居やストーンヘンジから着想を得たという素朴な門型のフレームは、人間の力で作れるくらいのシンプルさを追求した結果だという。
参加者は、実際に松葉を使って屋根を葺く作業を体験できる。これは単なる作業ではなく、万博という祝祭の場を自らの手で作り上げる象徴的な行為となるだろう。ワークショップの参加費は大人3000円、中高生1750円、小学生750円。応募多数の場合は抽選となる。
伝統的な祭りの要素を現代的に解釈し、参加型のイベントとして再構築した本企画。大阪・関西万博の新たな魅力として、多くの人々の関心を集めそうだ。詳細はpeatixの募集サイトで確認できる。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000163789.html