才能に障害はない!パソナハートフルが贈る、自閉症アーティストの個展が南青山で開催


パソナグループの特例子会社、パソナハートフルが、障害を持つアーティスト社員の個展を開催する。6月11日から15日まで、東京・南青山のAnnex Aoyamaにて、早田龍輝氏の絵画約20点を展示する「アート村作品展 ~早田龍輝個展~」が行われる。
早田氏は知的障害(自閉症)を持ちながら、2006年からパソナハートフルのアーティスト社員として活躍している。細やかな色遣いが特徴的で、小さな製氷機をパレット代わりに使用し、多彩な色を作り出す独特の手法で注目を集めている。
パソナハートフルは1992年に「才能に障害はない」をコンセプトに「アート村」を設立。2004年からは絵を描くことを業務とする「アーティスト社員」の採用を開始し、現在22名が個性豊かな作品の創作活動に取り組んでいる。
今回の個展では、早田氏の「ハバナの街」や「花瓶の花」など、色彩豊かな作品が展示される。また、会期中の11日と12日には、早田氏本人による絵画解説ツアーも実施される。自身の作品へのこだわりや見どころを直接聞ける貴重な機会となりそうだ。
展示作品は販売も行われる。芸術を通じて障害者の就労支援を行うパソナハートフルの取り組みに触れながら、才能あふれるアーティストの作品を鑑賞できる機会として注目を集めそうだ。入場は無料で、最終日は17時までとなっている。
早田氏は「大好きな絵を描いて仕事ができることがとても幸せです。たくさんの人に絵を見ていただき、幸せな気持ちになってもらいたいです」とコメントしている。障害を持つアーティストの可能性を広げる取り組みとして、今後も注目されそうだ。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001983.000016751.html