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卒業写真で描く青春ドラマ!『ぼくたちの卒業写真』が読者の心を揺さぶる

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報道発表
『ぼくたちの卒業写真』表紙(プレスリリースより)

新興出版社啓林館の児童書ブランド「文研出版」から、心温まる青春小説『ぼくたちの卒業写真』が全国の書店で発売された。天川栄人氏が執筆し、くまおり純氏が装画を手掛けたこの作品は、多様性の理解と人間関係の深さを探る物語だ。

主人公の蔵木は、人付き合いが苦手な中学生。ある日、学年一の人気者・星野から卒業アルバムの個人写真を自由に撮影する提案を受ける。実家が写真館を営み、自身もプロ級の腕前を持つ蔵木は、しぶしぶながらもその任を引き受けることに。

撮影を通じて、蔵木は同級生たちの意外な一面に触れていく。人物写真を避けてきた彼が、少しずつ他人と向き合い始める姿は、読者の心に深く響くだろう。本作は、単なる青春ストーリーにとどまらず、他者理解の本質や多様性の意味を問いかける。

著者の天川栄人氏は、過去に日本児童文芸家協会賞を受賞するなど、児童文学界で高い評価を得ている作家だ。その繊細な筆致で描かれる人間模様は、読者を物語の世界に引き込むに違いない。

『ぼくたちの卒業写真』は、中学生以上を対象とした「文研じゅべにーるYA」シリーズの一冊。四六判で本体価格1760円(税込)。ISBN:978-4-580-82695-3。青春時代の思い出や人間関係に悩む読者にとって、心の支えとなる一冊となるだろう。

現代社会で重要視される「多様性」の理解を、蔵木と星野の友情を通して深く掘り下げる本作。単なる表面的な理解ではなく、真の他者理解とは何かを考えさせられる。若者だけでなく、大人にもぜひ読んでもらいたい作品だ。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000289.000032562.html