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直木賞候補作に選出!塩田武士の新作『踊りつかれて』が話題沸騰 - SNS時代の闇を鋭く描く社会派長編

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報道発表
最新作『踊りつかれて』の表紙(プレスリリースより)

現代を代表する社会派作家・塩田武士の最新長編小説『踊りつかれて』が、第173回直木三十五賞の候補作にノミネートされた。5月27日に文藝春秋から刊行されたばかりの本作は、「週刊誌の罪 × SNSの罰」をテーマに掲げ、発売前から大きな注目を集めていた。

『踊りつかれて』は、不倫報道とSNS上の誹謗中傷によって自ら命を絶った人気お笑い芸人と、週刊誌の虚偽報道によって表舞台から姿を消した元歌姫の物語を軸に、現代社会における情報の暴力性を鋭く描き出している。塩田氏は本作について「作家人生の節目となるような大切な作品」と語っており、直木賞候補作としての選出に喜びを表している。

本作の反響は凄まじく、全国の書店員から2万2000字を超える熱いコメントが寄せられている。「心が震えた」「今私たちが知らなければならないことが綴られていた」など、その評価は非常に高い。また、各メディアも本作に注目し、日経新聞、読売新聞、朝日新聞などの全国紙や各種雑誌でインタビューや書評が相次いで掲載されている。

塩田氏は本作執筆の背景について、「不確かでネガティブな情報が、私たちの生活に影響を与え過ぎています」と語り、SNS社会への違和感や苛立ちがきっかけとなったことを明かしている。徹底的な取材と構想を重ね、「人」と「社会」を描くことにこだわったという。

『踊りつかれて』は、現代社会が抱える問題を鋭く指摘しつつ、人間への愛情も込められた作品として評価されている。7月16日に行われる直木賞の選考会に向けて、さらなる注目が集まることは間違いないだろう。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000704.000043732.html