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没後50年、世界のMunakata再び!西武池袋本店で棟方志功の魂揺さぶる作品展

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報道発表
「足揚妃の柵」(プレスリリースより)

西武池袋本店8階美術画廊で、「―没後50年― 棟方志功作品展」が開催される。2025年6月26日から7月8日までの期間、20世紀を代表する芸術家"世界のMunakata"こと棟方志功の芸業を一堂に集めた貴重な機会だ。

青森市出身の棟方志功は、「木版画こそ日本の美」という信念のもと、独自の板極道を追求した。その土着的・民族的な作品群は戦後、日本人初となる国際的な賞を次々と受賞。日本の国際復帰に大きな役割を果たし、世界の美術界を驚かせた。

本展では、棟方志功の多彩な表現力を示す板画、倭画、油画、書の逸品が展示される。注目作品の一つ「磯鷲の柵」は、八甲田山での神秘的な体験を反映した作品だ。頂上付近で遭遇した鷹を「神鷹」と呼び、「世界一の芸術家にしてください」と平伏したという逸話が、作品に込められている。

また、「足揚妃の柵」は、棟方の渡米後の作品と推測される。アメリカやヨーロッパの名画に影響を受け、より鮮やかな色彩と活発な動きが特徴的だ。「鴛鴦の柵」は戦後初期の重要作品の一つで、白黒のコントラストと装飾性が見事に融合している。

さらに、文豪・谷崎潤一郎の和歌に基づいて制作された「春映の柵」も見逃せない。この作品は、棟方が新たな技法に挑戦し、芸術の幅を広げるきっかけとなった記念碑的な一枚だ。

棟方志功の芸術世界に浸る絶好の機会。日本美術の真髄を体感できる本展は、美術ファンはもちろん、日本文化に興味のある方にもおすすめだ。西武池袋本店での開催となるこの展覧会、都心からのアクセスも良好。芸術の秋に向けて、今から予定に入れておきたい注目の展覧会である。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002116.000031382.html