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加賀依緑園で涼を楽しむ夏の工芸展 - ガラスと漆が織りなす美の世界

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報道発表
加賀依緑園(プレスリリースより)

石川県加賀市の文化観光施設「加賀依緑園」で、夏を彩る2つの工芸展が開催される。6月から7月にかけて、ガラス作家・鹿田洋介氏の個展『なみのあや』と、ガラス作家・杉原倫子氏と漆作家・高橋悠眞氏による夫婦展『杉原倫子・高橋悠眞 二人展』が順次開催される。

鹿田洋介氏の個展『なみのあや』は、6月4日から7月1日まで開催中だ。オブジェや花器、酒器など約50点の透明感あふれる作品が、初夏の園内に涼やかな彩りを添えている。鹿田氏は「ガラスは間を繋ぐ素材」と語り、季節や感情、時間などをテーマに、ガラスの特性を活かした表現に挑戦している。

7月4日からは、杉原倫子・高橋悠眞夫妻による二人展が始まる。杉原氏はムリーニと呼ばれる模様入りのガラスパーツを用いた繊細な作品を、高橋氏は色彩豊かな変り塗り技法を駆使した漆作品を展開する。約80点の展示予定で、両氏によるコラボレーション作品も見どころだ。

加賀依緑園は、明治時代に建てられた歴史的建築を活用した文化観光施設。金唐革紙や井波彫刻など日本の伝統技術を紹介する展示のほか、庭園や茶室も楽しめる。今回の工芸展では、歴史ある和の空間と現代の工芸が融合した、夏ならではの涼やかな美の世界を堪能できる。

さらに7月には、刺し子体験イベントや和装での来館で入館料が半額になる「KIMONO週間」も開催。伝統の手仕事や和装文化に触れる機会も用意されている。

加賀依緑園では今後も、月替わりで多彩な工芸・美術作品の展示販売を実施予定。訪れるたびに新たな出会いが楽しめる場として、注目を集めそうだ。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000013.000151077.html